福岡県豊前市の司法書士・行政書士 高瀬事務所です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、相続に関する小話を。
年に1〜2回はあるお話。
権利書が見当たらない
ご家族がお亡くなりになり、相続のお手続きにいらっしゃるお客様で、家の権利書がないと言われる方はおられます。
昔の方は、大事な権利書の保管場所はあまり人に教えなかったのではないかと思います。
『終活』という言葉がだいぶん浸透してきた今の世の中では、権利書や通帳や保険証書の保管場所は、家族に伝えている方も増えているのではないでしょうか。
聞いてない場合は、きっと本人の机やタンスなど探されると思います。
そんなに探してもないんです・・・と言う方も少なからずいらっしゃいます。
そんなお客様に所長が必ず言うことがあります。
80歳の所長の言うこと
「仏壇の引き出しを探してみない!(探してごらん)」
昔の人は、大事なものはお仏壇(ご先祖様の下)に保管していたようです。
お仏壇ってマジマジ見ると、引き出しがあるんですよね。(大きさによると思いますが)
(ちなみに私も、おじいちゃんの部屋から出てきた100円札を保管してますw)
もしも、権利書が見つからないときは、念のためにお仏壇も探してみてください!!
今日の雑談
昔の権利書は、紙に手書きで、本のように何ページも綴ってあったりします。
ひいじいちゃんから相続してなくって〜なんて来られる方が、まれにそんな昔の権利書を持って来られることもあります。
私が小学生くらいの頃、お客様にお渡しする権利書は、手書きではなく、父がタイプライターで手打ちしてました。出始めのデスクトップパソコンよりも大きかった気がします。
検索してみたら・・・・
これです!これ!!
検索したら出てきました!!
元記事はこちら
「1915年誕生「和文タイプライター」はいまだ現役だった! 日本の印刷を大きく支えた機械と人がつむぐ、103年後の言葉とは」
一文字一文字、探して打つ。
一字でも間違うと始めからやり直し・・・。←考えるだけで恐ろしい
なので、タイプを打っている父からは「話しかけるな!!向こう行け!」とよく怒鳴られてましたw
あー懐かしい!!
控えの書類も作成するために、紙と紙の間にカーボン紙を挟み、ズレないように機械にセットし、カシャン カシャン カシャン とリズミカルに打っていく。
今から考えるとすごい手間と時間と集中力のいる作業です。
子供心に、まあまあなスピードで文字を打ち、書類を作り上げていく父を見て「すごいな〜」と思っていたのを思い出します。
父に聞くと、自分仕様に文字を並べていて、よく使う文字はどこにあるか覚えていたようで、定型の文章はサクサク打ってました。
お客様の名前などであまり使わない文字があると、すんごい顔を近づけて文字を探していましたね〜。
小さいときは触らせてくれませんでしたが、小学校高学年くらいになるとちょっと打たせてくれたのが嬉しかったし、面白かったなー。
時代の流れとともに使わなくなり、事務所も移転し、この和製タイプライターは捨ててしまったと聞いてます。
懐かしいので、今も保管してたらよかったのになーと思います。
権利書の話から、懐かしい思い出話ができなんだか嬉しいです♪
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高瀬葉子
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