福岡県豊前市で創業85年の
2025年1月から大分県中津市豊田町にも行政書士法人の事務所を開設いたしました。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
こんにちは。髙瀬司法書士事務所(中津店)谷瀬です。
認知症になる前に!元気なうちに!
中津市の本耶馬溪公民館の教育指導員の方からセミナーのご依頼を受け、本耶馬渓にある「やかた田舎の学校」に伺ってきました。
参加者は、屋形地区公民館 生きがい教室の皆さんで、15名ほど参加いただきました。
講師は、当事務所の副所長である司法書士髙瀬忠通。
「認知症になる前にやっておきたいお金のあれこれ」をテーマに登壇させていただきました。
今回のセミナーでは、認知症になる前に、考えておきたい財産管理の一つとして、エンディングノートを活用した財産の“見える化”についてや、その後、相続に発展した場合でよく起こるトラブルの事例についてご説明させていただきました。
中でも、不動産に関するお悩みは多く、参加者の方々からは「山や畑など、子どもたちが相続したがらない」との声が多く聞かれました。とくに管理が難しい山林や、遠方にある土地については、放置されがちで、後々の世代にとっては大きな負担になってしまうこともあります。
このような悩みを防ぐためにも、早い段階で家族と話し合い、必要であれば遺言書や任意後見契約などの準備を進めておくことが重要です。
そうした「備えの第一歩」として、エンディングノートの活用をお勧めしております。
今回の会場「やかた田舎の学校」とは?
今回のセミナーの会場は、中津市耶馬溪町にある「やかた田舎の学校」という施設です。
廃校になった屋形小学校をリノベーションしたこの施設は、地域資源を活かした交流と体験の拠点となっています。実際に中に入って色々と見学させてもらいましたが、小学校の校舎や階段がそのまま利用されていて、とても懐かしい気持ちになりました。
中でも校舎内のお風呂は温泉が出ていて、20度前後のひんやり炭酸泉が楽しめるそうです。
合宿や研修などで宿泊できるよう、収容人数は50名だそうです。
自然に囲まれた静かな環境の中で、参加者の皆さんがリラックスしながら真剣に終活や相続について考える時間となりました。
やかた田舎の学校について詳しくはこちら:https://www.citynakatsu.jp/doc/2018031500114/
さいごに
いつ突然、認知症になってしまうかは誰にもわかりません。しかし、認知症になってしまってからでは、「自分の思い」を伝えることが難しくなってしまいます。
ご本人にとっても「どうなるんだろう」という不安がつのる一方で、ご家族にとっても、資産状況や治療方針がわからないことで、支えたくても動けないという場面が少なくありません。
だからこそ、まだ判断力がしっかりしている今のうちに、エンディングノートや遺言などを活用して、大切なことを書き残しておくことがとても大切です。
「今はまだ元気だから…」ではなく、「元気なうちにこそ始めること」。
それが、将来の自分と家族を守る“思いやりの備え”になります。
今回のセミナーを通して、事前に対策を考えてもらうきっかけになれば幸いです。
今後も、皆さまの「困った」「どうしたらいいの?」に寄り添う情報を提供してまいります。
セミナーに参加してくださった皆さま、誠にありがとうございました。
今回のブログ記事は、髙瀬司法書士事務所(中津店)谷瀬でした。
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高瀬葉子

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